■ハイライト
2日目は距離を控えめにして、お寺や神社などの観光を随所に取り入れました。昨日浜名湖付近で若干ぐずついた天気もこの日は朝から快晴!冬用ジャケットでは汗ばむくらいの陽気でした。

伊勢志摩スカイラインは通行料金が820円と若干高めながらも最高のワインディングです。路面状態は非常に良く、シーズンオフということもあり道路はガラガラ。稜線沿いに走っていて、且つ樹木もないので見通しは最高!慣れた人ならかなりのアベレージで駆け抜けることができます。

伊勢神宮を知らない人はいないと思いますが、天皇家を祀っている神社です。江戸時代の人々は一生に一度「お伊勢参り」をするために旅をした、というくらいですから、大変ありがたい神社なんですね!(他人行儀?)ここだけはシーズンオフは無いみたいで、随分と混んでましたね〜〜観光客はジジババが目立ってました。

R166は別名「伊勢街道」とも呼ばれ、大和路の山里をつなぎ、古い町並みを眺めながら走ることができます。伊勢と奈良を結ぶ幹線道路?のはずなのですが、、、クルマは殆ど走っていませんでした。緩やかなカーブが連続する田舎道という感じで、とても快適に走れます。初心者がツーリングを行うには最適なルートですね!ボク等も走っていて気がついたらかなりのアベレージになっていました。

前出の伊勢神宮もそうですが、寺院を見学するにはある程度の人生経験を積んでからの方が楽しいかも知れません。奈良の東大寺を見学したのは中学校の修学旅行以来だったのですが、そのときの記憶といえば「目の前でいきなり交尾を始めたシカをバスガイドさんが真っ赤な顔をして叱りつけてた!」ことくらいで、お寺なんて全然覚えていませんでした。今回改めてみた東大寺はやっぱり感動!特に南大門(源平合戦の頃に平シゲヒラが火を付け消失、鎌倉時代に再建)などは塗装のはげ具合、柱の痛み具合が絶妙で、当時の大工の技術の高さに息をのむと共に、歴史のロマンを感じました。なんてったって1199年式。800年ものですから!寺院巡りってガキには理解できない大人だけの楽しみかもね!



伊勢志摩スカイライン。コースの全長は10km〜15kmというところでしょうか。さほど距離はないのですが、アップダウンに富んだ良いコースでしたね!ここで活躍したのがZekeさんのR1200GSと車載カメラです。

通常走行シーンの撮影といえば、タンクやトップブリッジに雲台をマウントして、前方を撮るような形を連想しますが、今回はあえてGSのリアキャリアに雲台をマウントして、後方を撮影するような手法を撮りました。(ボクではなくもちろんZekeさんの発案です)

R1200GSのZekeさんが先行して、それをボク等がかわるがわる入れ替わりながら追いかけます。写真は画面キャプチャーなのですが、実際の動画は迫力満点!コーナーに迫ってくるマシンが鮮明に写っています!夜の酒の肴になったことは、いうまでもありません。

それにしても山頂からの景色はきれいでした。泊まった宿からの景色もきれいだったのですが、こちらは伊勢湾が遙か彼方まで見渡せます。道路自体は空いていたのですが、ここには観光客のクルマがちらほらありましら。無論バイクはボク達だけだったですけどね!

せっかくなので、みんなで記念撮影!いやぁ〜〜太陽がまぶしかった!今回のツーリングでもっとも天気が良かったのは、この伊勢志摩スカイラインを走っていたときです!


伊勢神宮には外宮(豊受大神宮)と内宮(皇大神宮)があります。近鉄「伊勢市」の目の前にあるのは前者。ボク達が今回参拝したのは後者です。その差はよく分かりません!だれか詳しい人がいたら教えて下さい!(爆)

ここはとにかく人が多かったですね!団体のバスで来るようなところですから、駐車場は常に満杯!1kmくらい前から大渋滞していました。その脇をすり抜けるようにボク達は進んでいったのですが、バイクも結構な台数が来ていました。三重とか名古屋ナンバーが多かったかな?

とにかく歩きましたね〜〜いわゆるお参りするところまで、正味1kmは歩いたんじゃないかな?汗ばむような天候と相まってかなり疲れました。やっぱ冬用のウェアは散歩には向いてないス。

左の写真は一番メインの建物?の手前。大事なところは撮影禁止で写真を撮ることはできませんでした。そこ(皇大神宮?)はちょっと高めのフェンスで覆われていて、一般人は近づくことすら許されません。なんだよな〜〜〜と思いつつも、ありがたく「パンパン!」と手を合わせてきました!

この手の観光地の鉄則ですが「ツアー客のグループに混じること!」これが一番です!おかげで、ガイドさんの説明をすべて無料で聞くことができました。


伊勢神宮を後にした後はR166(伊勢街道)です。ここは今回のツーリングでもっともツーリングらしく?走れました。特徴は、1)交通量が少ない、2)信号が少ない、3)カーブが緩い、4)景色もまぁまぁ良い。

この結果から導き出される答えは???そう、ハイスピードクルージングです。気持ちよく流していると、どんどんペースが上がってくるんですよね〜〜とにかくほとんど停まらずに駆け抜けることができました。写真はお昼ご飯のお店を探すためにたまたま停車した、富永という集落付近です。山間のムラ?って感じで、コンビニすらありませんでした。

ここに住んでいらっしゃる方は普段なにをしているんでしょうか?なんかとても興味が沸いてしまいます。

富永で食事にありつけなかったので、R166を奈良県に入ってから最初にあった「そば通の店」というそば屋でお昼ご飯を食べました。密かにボクの中ではここのお店のそばは大ヒットでした。

まず良かったのが、つゆが「関東」のあまから風味と「関西」のだしベースの二種類から選べたところでした。ボクは関西風を選んだのですが、これが大正解!薄いかつおだしに塩で味付けしただけのシンプルなものでしたが、これがそばのうまみを上手い具合に引き出してくれて、とても美味しくいただくことができました。そば自体も腰があって、塩を振り掛けるだけでも美味しかったです。


フンッ!フンッ!フンッ!シカのフンッ♪と吉永小百合が歌っていた(ホントか?)奈良公園です。ここのシカってなぜかお辞儀をします。シカ煎餅が欲しいのかどうかは分からないけど、なぜかお願いします攻撃をされてしまいました。

そこで、シカ煎餅を150円で買って振り返ると、左の写真のような怒濤の「クレクレ」攻撃にあいます。こいつらはっきり言ってちょー失礼!ボクがどいつにあげようかと迷っていると、角で体当たりしてくるわ、ウェアの裾にかみつくわ、で、ちょー迷惑!体当たりされると結構痛いんですわ!これが。さっきまでのおじぎはいったいなんだったんだろーと思ってしまいます。全部シカ煎餅をあげちゃうと、さーっと潮が引くようにいなくなるし、、、

一番笑ったのは立て看板「奈良公園にいるシカは野生のシカです・・・」こんなに人間に飼い慣らされた野生動物はいないっちゅーねん!ボクから煎餅を貰い損ね、いじけてチェーンを食べている、情けないヤツもいました。

冗談はさておき、大仏さまは本当に良かったです。手前の天理市内が異常に混んでいたのには閉口しましたが、来て良かったって感じです。現在の大仏殿は江戸時代に再建されたそうですが、それでも世界最大の木造建築は迫力満点!ここまで来ると法隆寺も見ておきたかったなどと思ってしまいます。

東大寺を出た後は京奈和道路(高速)を使って京都を目指しました。京都と奈良って意外に遠い・・・ボクは下道で30分も掛からないような感覚でいたのだけど、高速道路があるんですね〜〜やはり距離感がないというのは、結構困りものです。


京都ではホテルに到着後、着替えて地下鉄に乗り、まずは「四条」へ。最終目的地が鴨川沿いの「三条」だったので、「三と四の違いだから近いだろ?」という安直な発想で、降りたのですが、「四条」から「三条」までは結構あるきましたね〜〜〜やはり距離感が無いというのは困りものです。

関東人は簡単なことでカルチャーショックを受けるのですが、噂通りエスカレーターでみんな右側に寄っているのを見てビックリしました。新鮮な驚きと共に、四条の町〜三条を歩きながら、お土産を買ったり、軽くお好み焼きなどを食べたりして時間を過ごしました。

9時からはさにぶ〜さんつながりで「びびぐみ」(もちろんバイク仲間ね!)の皆さんと楽しくお酒を飲ませて頂きました。皆さん初めてとは思えないほど気さくな方達ばかりで、あっというまに閉店時間。もっと長く飲んでいたかったっすね!参加メンバーの一人「和尚」さんと「夏に長野であおう!」と約束して、帰路につきました。

あれ?さにぶ〜さんがいない!どうやら、関西チームに拉致された模様です!ホテルに戻ったのはどうやら3時過ぎとか!お疲れさまでした!明日はいよいよ帰京です。果たして台風レディの参戦はあるのかっ!


快晴!絶景!


本日のメインディッシュ!


なに買ったんすか?






Zekeさん決まってるね!


そば屋で売ってた酒!


東大寺・大仏殿


東大寺・南大門


御利益がありますように!


なぜかお辞儀をされてしまう


京都・三条駅前にて


並ぶのが逆!

 

2001-2006 Copyright Breeze All right reserved.